【まとめ】30歳で振り返る「仕事の心構え」

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【まとめ】30歳で振り返る「仕事の心構え」

仕事は、やる気があってもなくてもなんとなくこなせてしまいます。

ルーチン化している仕事を繰り返すだけで時間だけが過ぎていくので、気づけば、新人のときとたいして知識や実力は変わっていないのに中堅やベテランと言われるようになっている人も多いです。

多くのビジネスパーソンは、新社会人のときにイメージしていた30歳とは程遠い時間を過ごしています。30代は社会人としての将来を決める重要な10年になります。30代で将来の進む道が決まると考えて、真剣に生きる10年にしましょう。

今回は、新人教育をすることも増える30歳のビジネスパーソンの仕事の心構えについてお伝えします。


今回のゴール設定
  • 仕事の心構えを確認する
  • 意識改革5つの考え方を復習する


目次

仕事の心構えとはプロ意識をもつこと

  1. ビジネスマナー(時間厳守・身だしなみ・言葉づかい)
  2. 上司の指示の意味を考え自ら動く
  3. 社内の競争から逃げない


仕事心構えは、プロ意識をもつことです。

仕事の進め方を見れば、プロ意識があるかはわかります。

身だしなみや言葉づかいなどの最低限のビジネスマナーだけでなく、時間管理をはじめスキルの磨き方、活動スケジュールなど、少し話を聞けばプロ意識があるかはわかるものなのです。


ビジネスは時間とお金の交換

ビジネスとは時間とお金の交換です。

時間を与える人間にお金が入り、時間を奪う人間にはお金は入らないことを覚えておきましょう。

あなたが営業パーソンなら、どうやったら相手に時間を与えることができるかを考えてみましょう。たとえば、お客様の代わりに価格比較をするなど、お客様の手間を省いてあげるなどの工夫をしてみるとお客様の心が動くこともあります。

つまり、遅刻をして相手の時間を奪うなど論外です。時間管理を徹底しましょう。


ビジネスマナー(時間厳守・身だしなみ・言葉づかい)

ビジネスマナー(時間厳守・身だしなみ・言葉づかい)


仕事ができる営業パーソンで、身だしなみ・言葉づかいに気をつかわない人はいません。

時間厳守についてはどうでしょうか。

多くの普通の営業パーソンは、時間に対する意識がそこまで高くないようです。でも、プロの営業パーソンを目指すなら時間厳守は必須のビジネスマナーです。

移動時間や打ち合わせ時間には余裕をもつことが大切です。時間に対する意識は、相手への気づかいです。約束の時間に平気で遅れてくる人は、相手の時間を奪っているのと同じです。

「忙しいから」と言っているようでは、まだまだプロとは言えません。分単位でスケジュールが埋まるほど忙しい人ほど、時間管理を徹底していることを覚えておきましょう。


忙しい人ほど時間管理を徹底している

本当に忙しい人がバタバタしているのを見ることはほとんどありません。忙しい人ほど時間管理を徹底しています。

まわりの優秀な人を見てみましょう。「どこにそんな時間があるの?」と思うぐらい密度の高い時間を過ごしています。時間は自分で作るものと覚えておきましょう。


上司の指示の意味を考え自ら動く

上司の指示の意味を考え自ら動く


仕事の心構えができているかは、仕事を指示したときにわかります。

優秀な人は、指示した内容の本質を理解して行動します。上司から指示を受けて、「はい、わかりました」と、指示内容の本質を理解できずに早とちりする人はいません。


中堅・ベテランは自ら動かない人が増える

知識・経験ともに豊富な中堅社員で、伸びる人と伸びない人の違いは挑戦し続けているかです。

伸びない中堅・ベテラン社員は、失敗するリスクを考えて挑戦しなくなります。そつなくこなすようになるのです。

伸びる中堅・ベテラン社員は、ここぞというときに新人や若手よりもフットワークが軽いのも強みです。失敗するリスクを恐れるだけでなくリスクと向き合い、挑戦するメリットを考えて行動できるのです。

あなたが将来、会社で活躍できる人を目指すなら、挑戦し続けることを意識してみましょう。


社内の競争から逃げない

社内の競争から逃げない


チームで成果を上げる話をすると、普通のビジネスパーソンはチームとして頑張っていれば競争が免除されると考えています。

会社は営利団体です。利益を上げるために存続しています。営業パーソンなら、会社を代表して利益を上げるための活動をするのが仕事です。

あなたはライバル企業の営業パーソンだけがライバルと思っていませんか。あなたが仲良くしている同僚や先輩は、一番の仲間でありライバルでもあることを忘れてはいけません。


ライバルがいるから成長する

人はライバルがいるから成長します。

同期の社員、同世代の社員、あるいは、同じ役職の社員は、あなたの一番の理解者であり、あなたのライバルでありたいものです。

たとえば、となりの営業部の係長同士の会話が傷をなめあっているだけなら会社は伸びません。なあなあの事なかれ主義ではなく、切磋琢磨して成長しあえる仲間を見つけましょう。


【仕事の心構え】意識改革5つの考え方

  1. 仕事の質を上げる5つの手順
  2. 仕事に取り組むときの5つの意識
  3. 社会人の学び3つの基本意識
  4. ビジネスコミュニケーション3つのポイント
  5. 上司の指示を受けるときの7つのポイント


仕事心構えに必要な5つの記事を紹介します。

仕事の質、取り組み方、基本意識、コミュニケーション、上司からの指示の受け方の5つを意識するだけで、あなたの仕事は劇的に変化するでしょう。


仕事の質を上げる5つの手順

【仕事への取り組み方】仕事をうまく進めるための5ステップ
  1. 手順通りに進めるミスのない仕事
  2. 手順を守りながらスピードを上げる
  3. 無駄をなくす
  4. 標準化する
  5. 主体的に仕事をする


仕事の質は、裏技を探して楽をするよりも手順通り進めることが大切です。

最初はゆっくりでもいいので、手順通りに進めてミスをしないことを意識しましょう。仕事のスピードを上げるときは、手順を守りながらスピードを上げていくことが大切です。勝手に手を抜いて自己流の手順に変更しないようにしましょう。

仕事の手順を変更するには検証が必要です。自分たちの感覚で、それぞれが自分のやり方で仕事を進めている集団は組織とは言えません。

仕事の質を上げるためには、手順通り進めながら少しずつスピードを上げて、当たり前にこなせるようになってから無駄を減らす手順に変更します。


さらにくわしく知るならこちらの記事>>【仕事への取り組み方】求められる2つのポイントと質を上げる5つの手順


仕事に取り組むときの5つの意識

仕事に取り組む5つの意識
  1. 目的を明瞭にする
  2. 目標を明確にする
  3. 協調を意識する
  4. 改善を続ける
  5. 協業を意識する(関係者全員を顧客と考える)


仕事で目標を達成する人は、基本に忠実で思考も行動もシンプルです。

仕事で成果を上げるとは、現状と目標のかい離を埋めることです。進むべきゴールがわかっていて現状を正確に把握できるなら、ゴールに向かうために必要な通過点に目標設定があると考えましょう。

ひとりでも多くのメンバーがきちんと目標設定をしているなら、あとは組織というチーム単位で仕事を前に進めるだけで目標は達成されます。


さらにくわしく知るならこちらの記事>>仕事に取り組むときの5つの意識とは?問題意識をもてば会社はよくなる


社会人の学び3つの基本意識

社会人の3つの基本とは?ゴール設定からの逆算で学びから成果を上げる考え方
  1. コスト(費用)意識
  2. デッドライン(納期)意識
  3. クオリティ(品質)意識


仕事のスキルアップを考えるとき、3つの基本意識(コスト・デッドライン・クオリティ)のどれを伸ばしているのかを考えながら学ぶようにしましょう。

学ぶときには目的をもって学びましょう。

たとえば、品質について学ぶなら、なんのために品質を上げるのかを考えておくことが大事です。品質が上がったら、あなたの会社はどうなるのかを想像してみましょう。


さらにくわしく知るならこちらの記事>>社会人の3つの基本とは?ゴール設定からの逆算で学びから成果を上げる考え方


ビジネスコミュニケーション3つのポイント

部下の仕事の結果に対し上司がフィードバックをする
  1. ポイントを押さえタイミングを間違えないこと
  2. 内容を整理してから話すこと
  3. 自分なりのアイデアや意見を用意しておくこと


組織が大きければ大きいほど、仕事のホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)が重要になります。

仕事の完了は上司に報告するところまでです。普段仲良くしている上司であっても、「なあなあの事なかれ主義」で仕事を進めることがないように注意しましょう。

報告をタイミング・内容についてのヒントなどさらにくわしく知るならこちらの記事>>【ホウ・レン・ソウ】社会人が実践するための3つのコツ


上司の指示を受けるときの7つのポイント

上司に呼ばれたときにする7つのこと
  1. はっきりと返事をする
  2. ペンとメモを持っていく
  3. 上司の話は最後まで聞く
  4. 指示・命令の内容を確認する
  5. わからないことはその場で質問する
  6. 指示のポイントは復唱して確認する
  7. 他の仕事との優先順位を確認する


上司に呼ばれるときは、仕事の指示が出るときの可能性が高いです。

優秀な営業パーソンは、上司の指示を受けるときに7つのポイントを押さえています。

優秀な営業パーソンは、上司の指示の受け方に安心感があります。普通のビジネスパーソンは、優秀な営業パーソンを妬むかもしれませんが、きっちり仕事をする人に仕事を任せたいというのが上司の本音なのです。

上司の指示の受け方についてさらにくわしく知るならこちらの記事>>上司の指示を受けるときの7つのポイント


【まとめ】仕事の心構えが変われば成果も変わる

【まとめ】30歳で振り返る「仕事の心構え」


仕事心構えができている人は、仕事の話をしていても向かう方向がブレません。

努力量やセンスでズバ抜けている人はいるものの、ほとんどの優秀なビジネスパーソンと普通のビジネスパーソンの実力にそれほど大きな差があるわけではありません。

もちろん、10年すれば雲泥の実力差になるとは思いますが、30歳での実力差はそこまであるわけではないのです。

普通のビジネスパーソンはモチベーションが仕事に影響しています。しかし、優秀なビジネスパーソンは、調子が悪いときにパフォーマンスをなるべく落とさずに前に進むことを重視しています。


モチベーションという言葉の罠

ビジネス書にはモチベーションを上げるための方法が書かれているので、ビジネス書をよく読む人は、モチベーションを上げるための努力をしているかもしれません。

でも、よく考えてみてください。

モチベーションってどこにあるのでしょう。あなたのやる気のある・なしをモチベーションと言っているだけなのです。

やる気がないときに、普通のビジネスパーソンは、車のシートを倒して昼寝をします。優秀なビジネスパーソンは、ガチガチに商談をしなくてもお客様に訪問するなど仕事をしています。

いつも高いパフォーマンスで仕事をすることを考えるより、やる気のないときに成果につながる行動ができる方法を考えることが大切なのです。


仕事で成果を上げるための3つのプロ意識

  1. 時間管理を徹底する
  2. 期待を超える
  3. 競争から逃げない


仕事の心構えは、プロ意識をもつことです。

たとえば、昼食後に車で寝ている営業パーソンはいても、スポーツ選手が試合中に昼寝をすることはありません。

パッと見た感じは、きっちりネクタイを締めているサラリーマンの方がプロ意識が高そうなのに、実際はアスリートのほうがプロ意識は高いのです。

プロとして仕事をすることを意識しましょう。今よりも一段高い仕事ができるようになります。


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この記事を書いた人

現役商社マン。20代国内営業、30代前半に海外営業を経験。30代後半からは、組織運営やマネジメント、社員育成に力を入れています。

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