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仕事に取り組むときの5つの意識とは?問題意識をもてば会社はよくなる

仕事に取り組むときの5つの意識とは?問題意識をもてば会社はよくなる 仕事の基本
この記事は約8分で読めます。

「自分はなんのためにこの会社で仕事をしているんだろう」

目的を見失えば、目標値はただの数値になります。目指す方向がわからなければ、仲間と協業し大きな成果を上げることに意識が向かなくなるでしょう。

負荷のかかる改善よりも、今の流れで惰性的に仕事をする方が楽だと考えるようになり、自分の仕事以外のことは一切やらなくなれば成果を安定させることはできません。

今回は、社会人として会社という組織に属しながら成功するための5つのポイントを紹介します。仕事に取り組むときに、5つの意識をもつだけで成果を上げやすくなるので参考にしてみてください。

5つの意識を確認して、あなたの仕事への活力につなげてみましょう。


けい

現役商社マン。20代国内営業、30代前半に海外営業を経験。30代後半からは、組織運営やマネジメント、社員育成に力を入れています。

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【今日の学び】
  • 仕事に取り組む5つの基本意識(目的・目標・協調・改善・協業)を知る
  • 仕事をうまく進めるためのコツ


仕事に取り組む5つの意識

仕事に取り組む5つの意識
  1. 目的を明瞭にする
  2. 目標を明確にする
  3. 協調を意識する
  4. 改善を続ける
  5. 協業を意識する(関係者全員を顧客と考える)


仕事にとり組むときに重要なことは、つねに問題意識をもつことです。

仕事に取り組むときの5つの意識とは、目的、目標、協調、改善、顧客です。仕事をするときに5つの意識をもつことで、何のために行動するのかがはっきりします。

5つの意識とは何かを知り、仕事をするときに役立てましょう。


【豆知識】明瞭と明確の違い

明瞭(めいりょう)は、理解しやすくはっきりしていてわかりやすいことです。明確(めいかく)は、正確ではっきりしていて間違いがないことです。


目的を明瞭にする

目的を明瞭にする


仕事に取り組むときは、行動のよりどころとなる正当な理由である大義名分が必要です。

ただ、数値化された目標だけを追う(売上を上げる・利益を上げる・新規顧客を獲得する)だけでは、成果を上げ続けることは難しいからです。

会社の理念や経営戦略が自分の行動の正当な理由になるのが一番いいですが、もし、行動の正当な理由にならないのであれば、自分自身で人生の目的を振り返ってみましょう。

そもそも「なんのために売上を上げるのか」、「なんのために利益を上げるのか」、「なんのために新規顧客の獲得が必要なのか」が明確になれば、行動するための正当な理由になるでしょう。


目的は数値化せずに少し背伸びが必要な大きな夢にしましょう。目的を言葉にしたら、手帳の見開きに1年の行動指針として記載しておくのがおすすめです。


目標を明確にする

目標を明確にする


目標は、目的を達成するために数値化しましょう。

営業部であれば、年間売上目標、年間利益目標、年間新規獲得目標などの数値化された設定をすることが大切です。

いつまでに、どのように達成するのかを紐解いておくことで、達成への道筋が見えるようになります。会社の評価は、昇給や昇進なら1年単位、賞与なら半年単位で目標管理していることが多いので、あなたが働く会社の評価基準を確認しておきましょう。

たとえば、目標設定をするときには、半年で「主要顧客の売上を何パーセントアップする」、「半年で新規売上をいくら獲得する」、1年で「売上総利益を何パーセント改善する」など、目標を具体化することで、どのような行動をすれば達成できるか見えるようになります。


目標は会社で設定する目標とチャレンジ目標を持っておきましょう。

たとえば、会社で設定した目標が予算比7%アップなら、チャレンジ目標は21%アップにするなど、やみくもに残業するだけでは達成できない目標にするのがおすすめです。


協調を意識する

協調を意識する


「ひとつの目的のために」、あるいは「目標を達成するために」、各部門が協力しあうことが協調意識です。

組織であるメリットは、分業することで個人では達成できない大きなことを成し遂げることです。会社に属す場合は、個人として行動するだけではなく、組織の一員として組織全体の成果のために協力する姿勢が重要になります。

たとえば、営業部であっても、個人の売上目標や利益目標などを達成するだけでなく、自部門の目標を達成するために協力することも必要です。

とくに、部下をもつ管理職以上に昇進を狙うのであれば、個人の成果を上げるだけでは実績としては不十分なので注意しましょう。

もし、部下をもつ管理職以上になることに興味がなかったとしても、会社に属している以上は完全な個人ではないので、自分のことだけを考えて仕事をすることはできないと考えておきましょう。


組織にいながら個人商店を続けるのは変化が怖いからです。

あなたにしかできない仕事がある時点で、仕組みはできていないし標準化できていないと言えます。あなたが将来、昇進して会社の幹部を目指すなら、あなたがいなくても成果を上げ続けられる仕組みを作ることが大切です。


改善を続ける

改善を続ける


誰でもミスはします。

失敗をしたら、次に同じ状況になったときに同じミスを繰り返さないように改善しましょう。どんな小さなミスでも、本当の原因を調べ、失敗の原因を取り除く対策をすることが大切です。

たとえば、データの入力間違いがあったとき、原因はデータの入力間違いではありません。会社で作られた手順書通りに仕事ができていたか、データの入力中に他の作業で中断しなかったか、あるいは、データを入力後にチェックをしたか、などいろんな方向からミスの原因を調べてみましょう。

もし、データ入力前に意味がわからないまま仕事をしたことが原因でミスをしているのに、「ダブルチェックをしてミスを減らす」という対策をしても、同じミスを繰り返すことになるので注意しましょう。


ミスの原因を追究し改善する方法をきちんと出す

改善するときは、「仕事ができないからミスをした」というような個人が原因でミスが発生していると安易に判断しないことが大切です。

会社の仕事である以上、誰がやっても同じ成果を上げられるようにするのが仕組みです。手順書のどこの仕組みに問題があり、改善の余地があるのかを考えましょう。

もちろん、ミスの当事者は、「会社の仕組みが悪いので自分がミスをして当然」という態度ではいけませんが、少なくても管理者側がミスを個人のせいにしているようでは会社は伸びないと考えておきましょう。


ミスをすることが問題ではなく、ミスをしても改善しないことが問題と考えましょう。

ミスをしたときは、あなただからミスをしたのか、他の誰かがやっても同じミスになったかを考えてみることが大切です。

もし、手順通りやっていなくてミスをしたのなら、会社の手順書通りに進めるように改善すれば解決できるでしょう。でも、あなた以外でも同じミスが起こったなら仕組みに問題があると考えてみることも大切です。


協業を意識する(関係者全員を顧客と考える)

協業を意識する(顧客は関係者全員)


仕事に取り組むとき、あなたにかかわるすべての人があなたの顧客だと考えることが大切です。

顧客意識は、仕事をする相手を「喜ばせたい」と考えることです。営業マンが顧客に対して考えるだけでなく、営業部以外でも仕事にかかわる社内の人たちを顧客と考えることで仕事を進めやすくなります。

あなたにかかわる会社の外の人たちは、顧客、仕入先、下請け会社などの関係会社、株主、銀行などです。社内の人とは、上司、先輩、後輩、他部門のメンバーなどです。

たとえば、あなたが営業マンとして、顧客の支払いがされているかを確認するときに、管理部門に、えらそうに上から命令するのは顧客意識をもっているとは言えません。

あなたが管理部門と接するときは、「いつもお世話になっています」とお客様に接するように感謝の気持ちをもって接してみることを意識しましょう。


お互いに同じ方向を向いて仕事をしている組織は強い

管理部門があなたのサポートをするために、あなたは管理部門が気持ちよく仕事ができるよう接することを意識しましょう。

もちろん、管理部門のメンバーも、「これは私の仕事ではない」と歩み寄りの姿勢がなければ、営業部門の反発を買うことになるので注意が必要です。

協業をするとは、メンバーがそれぞれの役割を果たしひとりでは上げられない成果を上げることなのです。

組織のゴールは、成果を上げ続けることです。

部門などで分業しているメンバーがそれぞれ協力しあうことで、ひとりでは上げられない大きな成果を上げ続けることができます。

営業部、管理部、開発部、技術部、設計部、製造部、品質保証部など、どの部門に属していても、部門同士は対等に話ができるのが理想だと考えておきましょう。


【まとめ】仕事に取り組むときは問題意識を持ち5つのポイントをおさえる

仕事に取り組むときの5つの意識とは?問題意識をもてば会社はよくなる
  1. 目的を明瞭にする
  2. 目標を明確にする
  3. 協調を意識する
  4. 改善を続ける
  5. 協業を意識する(顧客は関係者全員)


あなたが仕事に取り組むときには5つの意識をもつことが大切です。

仕事に取り組むとき、会社(上司)に与えられた仕事をこなすだけでは不十分です。あなたの中で、仕事をする目的をはっきりさせ、目的を達成するための目標値を設定しておくことが重要になります。

大きな目標値を達成するためには、あなたひとりの力では難しいこともあります。

会社の分業システムをうまく活用して、会社内の仲間と協力しあう関係構築が重要なポイントになります。仲間とうまく仕事を進めるためには、ルールを決めておくことも重要になるでしょう。会社には仕事の手引きである手順書があるので一度は目を通しておきましょう。

手順書通りに進めてうまく行かないときは、原因をつかみ手順を見直すことも必要になります。

仕組みの見直しには、会社内だけでなく、仕入先様などの関係者を巻き込むことも必要になるケースもあるので、社内だけでなく会社の外の顧客とも仕事を円滑に進めるための人間関係を築いておくことが大切です。


社員みんなが問題意識をもてば会社はよくなる

会社で仕事をするときには、あなた個人の成果だけでなく、会社をよくするためにあなたが何ができるかを考えることが重要です。

上の立場の人が考えるのは当然だが、新入社員も中堅社員も、みんなが会社をよくすることを考える組織を目指しましょう。

各部門、各階層の人たちが会社をよくしようと考えることで、会社は成果を上げ続けることができるようになります。現状に満足せず、つねに問題意識を持つメンバーが集まる組織は強い組織になるでしょう。


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