新年を迎えるたびに、「今年こそ手帳を活用して充実した一年にしよう!」と意気込むものの、気づけば一カ月もしないうちにただのメモ帳になってしまった…。そんな経験はありませんか?
実は、手帳が続かない理由の多くは、手帳の「使い方」にあります。
成果が上がる正しい使い方さえわかれば、手帳はあなたの頼れる相棒になります。しかし、成果が見えなければ、手帳を開く気持ちも薄れてしまうでしょう。
今回は、「手帳が続かない5つの理由」と「続けるための具体的な対策」を解説します。手帳を、ただの紙の束から夢を叶える強力なツールに生まれ変わらせましょう。
手帳が続かない5つの理由

- 仕事だけの手帳になっているから
- 目的が不明確だから
- 納得しないまま目標値を書いているから
- 行動計画が受け身だから
- 重要なことを手帳に書いていないから
手帳は日々の計画や目標を管理する便利なツールですが、「続けられない」と悩む人も少なくありません。
手帳が続かない原因を探ると、共通点が見えてきました。手帳が続かない5つの理由と背景を確認していきましょう。
仕事だけの手帳になっているから
手帳に書く内容が仕事専用になっていると、プライベートな時間や休日に手帳を使う機会が減り、自然と手帳を開かなくなります。
たとえば、平日のタスク管理は充実していても、週末やプライベートな時間には空白のままになっていませんか?
手帳を見ない日があることで、手帳への関心が薄れ、「手帳は仕事のためだけのもの」と感じるようになります。
スケジュール管理をスマートフォンやパソコンで済ませる人が増えた現代では、ただのスケジュール管理ツールとして手帳を使うのではなく、スケジュール管理以外で日常的に手帳を活用する理由を作ることが大切です。
手帳に「見たくなる内容」を盛り込むことが大切です。
たとえば、趣味の進捗、読書記録、旅行の計画、さらにはその日感じたことや気づきをメモするなど、仕事以外の情報も手帳に記録してみましょう。
プライベートの充実感が手帳を開くきっかけになります。
目的が不明確だから
手帳を使う目的が曖昧だと、記録する行為が単なる「作業」になります。
「なぜ手帳に書くのか」を明確にしていないと、次第に手帳を開く意欲が薄れ、書き込むモチベーションも低下します。
たとえば、目標達成や自己管理のために手帳を始めたとしても、「具体的に何を達成したいのか」「目標達成や自己管理に手帳がどう役立つのか」がはっきりしていなければ、ただの作業に終わり、途中で手帳を使わなくなるのも無理はありません。
手帳には、過去ではなく未来を書くことがおすすめです。目標など、未来の自分を手帳に描いておくことで、手帳を開ける理由になります。
手帳を使う目的を明確にし、見る習慣をつけることが大切です。
たとえば、「今年達成したい目標」といったタイトルを、手帳の最初のページに大きく書き出してみましょう。
毎月初めに目標や振り返りを書く欄を設けることで、目的意識を保つことができます。
納得しないまま目標値を書いているから
会社から与えられた目標やノルマを手帳にそのまま記載している場合、「やらされ感」が強くなり、手帳を見ることが苦痛になるケースがあります。
自分が心から納得していない目標を記載しても、行動につながる可能性は低く、むしろ手帳の存在自体がプレッシャーに感じられることもあります。
目的や目標は、自分が夢を叶えるために納得できる内容にすることが大切です。会社から与えられた目標に納得できていないなら、納得できるまで落とし込むか、別の視点であなたの納得できる目標を書くようにしてください。
目標は、まず自分自身が「達成したい」と思えるものであるべきです。
手帳には、与えられた目標を単純に書くのではなく、自分の将来像や夢に基づいてカスタマイズした目標を書きましょう。
たとえば、「会社の売上目標に対して、自分がどのように貢献したいのか」を具体的に書くなど、定量目標だけでなく定性目標を書くことで目標が身近に感じられます。
行動計画が受け身だから
他人に指示されたスケジュールやタスクばかりを手帳に書き込んでいると、手帳が「自分のもの」ではなく、ただの作業記録帳になってしまいます。
自分がやるべきことを理解し行動計画を組むことが大切です。誰かに埋められるだけの行動計画を手帳にただ書いているだけでは、主体性を失い、手帳を使う意欲が減退します。
たとえば、「上司に頼まれた会議の準備」「チームからの依頼事項」ばかりを書き込んでいると、自分のための時間や計画が見えなくなり、手帳自体に価値を感じなくなるのです。
行動計画に、自分がやりたいことや挑戦したいことを積極的に組み込みましょう。
たとえば、「○○のスキルを学ぶ」「週末に○○を達成する」といった自発的な計画を追加することで、手帳が「自分の人生を充実させるツール」として機能します。
重要なことを手帳に書いていないから
手帳が会議の記録やタスクメモで埋め尽くされている場合、読み返したいと思えないのも無理はありません。内容が単調で実用性に欠ける手帳は、継続して使う意欲を失わせます。
たとえば、「会議の議事録」「提出期限のメモ」だけでは、手帳を読み返し、内容を振り返りたくなるような価値が生まれません。手帳が単なる一時的な記録ツールとして終わってしまうのです。
会議中に手帳にメモするときは、議事を記録するのではなく議案に対してのあなたの意見や質問を書くなどの工夫をすることが大切です。
自分にとって重要なことや、心に響いた言葉を手帳に記載してみましょう。
たとえば、その日に達成した成果やポジティブな気づき、モチベーションを高めるフレーズなどを手帳に書くのがおすすめです。あとで振り返りたくなる手帳にすることが重要です。
週末や月末に、自分が書いた内容を振り返る時間を設けることで、手帳が「成長の記録帳」に変わります。
手帳が続かないときにする5つの対策

- 月のスケジュールを管理する
- 目的は「ありたい姿」を描く
- 納得した数値目標を書く
- 目標に近づく行動計画を立てる
- 夢を叶える手帳にする
手帳が続かないのは、あなたに限ったことではありません。
多くのビジネスパーソンは手帳を使いこなしておらず、ただの行動結果の記録やメモ帳として使われているように感じます。
手帳の使い方を見直すことで、手帳を読み返すことを習慣化できれば、手帳を続けることは難しくありません。手帳を続けるための5つの具体的な対策を確認していきましょう。
月のスケジュールを管理する
手帳に書くべきなのは、会議や訪問予定などの細かなスケジュールだけではありません。大まかな未来の行動計画を記載することで、手帳が単なるメモ帳以上の役割を果たすようになります。
たとえば、「今月の目標」「成約を目指す優先顧客リスト」「新しいスキルの習得計画」などを書き込むことで、日々の行動がより明確になります。手帳を読み返せば、スケジュールに基づいた優先順位が明確化され、営業や仕事の効率も向上します。
災害時やデジタルデータの喪失といったリスクに備え、紙の手帳を補助的な記録媒体として活用するのも効果的です。手帳を使うことで、デジタルツールと異なる視点から全体像を把握する力が身につきます。
目的は「ありたい姿」を描く
手帳をただのスケジュール管理ツールとしてではなく、「未来の自分をデザインする場」として活用しましょう。
仕事を超えた大きな目標や理想の姿を書くことで、手帳を見るたびにモチベーションを高めることができます。
たとえば、「チームリーダーとしてメンバーを支える存在になる」、「家庭と仕事を両立しながら、家族と充実した時間を過ごす」、「3年後には海外でのキャリアに挑戦する」のような「ありたい姿」を具体的に手帳に記載することが大切です。
具体的な理想を書くことで、日々の行動が目標に向かっていることを意識でき、手帳を開くたびに前向きな気持ちになれます。
納得した数値目標を書く
手帳に書く目標は、必ずしも会社から与えられたものだけである必要はありません。自分が納得し、達成したいと心から思える目標を設定することが大切です。
たとえば、「資産を1,000万円貯める」、「月に5件の新規顧客を獲得する」、「1年間で10冊の専門書を読む」のように、自分自身が達成したい目標を具体的な数値に落とし込みましょう。
とくに、営業の目標を立てる場合、ノルマを達成するだけでなく、長期的に人生を豊かにする目標値を設定することで、手帳に書く内容が一層価値あるものになります。
目標に近づく行動計画を立てる
目標達成には、日々の行動がカギを握ります。
一カ月単位で目標を振り返り、進捗状況を確認する習慣を作ると、達成に向けたモチベーションを保ちやすくなります。
手帳には、「今日やること」のような細かいタスクではなく、「今週中に10件の顧客フォローを完了する」「新規提案資料の原案を作成する」など、大まかで実行可能な行動計画を書き込みましょう。
手帳に大まかな内容を書くことで全体像を把握しつつ、日々の行動に集中できます。
目標と行動計画を紐づけることで、「なぜこの行動をしているのか」を意識しやすくなり、手帳を見るたびにやるべきことがクリアになります。
夢を叶える手帳にする
手帳を「単なる記録ツール」ではなく、「夢を叶えるためのツール」として位置づけましょう。
仕事の指示や会議記録だけでなく、自分の成長や挑戦につながる内容を書き込むことで、手帳を見るのが楽しくなります。
たとえば、「3年以内に叶えたい夢リスト」、「今月達成したい自己成長の項目」、「今年中に習得したい新しいスキル」をいつでも読み返せるように手帳に書いておきましょう。
夢やゴールを手帳の中で可視化することで、行動の指針が明確になり、自分の未来を具体的にイメージすることができます。
「夢を叶える手帳」は、日々の生活の中で大きなモチベーションを与えてくれます。
【まとめ】手帳が続かない理由と対策

手帳が続かないのは、手帳を書いたり読み返す理由がないからです。
手帳を続けるためには、「ただ書く」から「活用する」へと意識をシフトさせることが大切です。
手帳を単なるツールではなく、自己成長や夢の実現のためのパートナーとして扱えば、手帳を開くことが楽しみになり、続けることが自然と身につくはずです。
大きな目標や夢を描き、月単位で計画を立て、目標を達成するための具体的な行動計画を手帳に書いて一元管理しましょう。日々のタスクに追われるのではなく、自分自身が描く未来に向かって行動する習慣が身につきます。
さあ、あなたも過去を記録するだけの手帳の使い方をやめ、「夢を叶える手帳」を作り始めてみましょう。
手帳が続かない5つの理由
- 仕事だけの手帳になっている
- 目的が不明確である
- 納得しないまま目標値を書いている
- 行動計画が受け身である
- 重要なことを書いていない
手帳が続かないのは、仕事だからと割り切っているからです。
「公私を完全にわける」「与えられた仕事をする」ことが当たり前の、サラリーマン的発想で手帳を活用しようとするとうまくいきません。
あなたが本当に価値を感じることを手帳に書くことが大切です。
手帳を続けるための5つの対策
- 月のスケジュールを管理する
- 目的は「ありたい姿」を描く
- 納得した数値目標を書く
- 目標に近づく行動計画を立てて検証する
- 夢を叶える手帳にする
手帳を続けるためには、月ごとのスケジュールを管理し、理想の自分や達成したい目標を明確に描くことが大切です。
自分が納得できる数値目標を設定し、具体的な行動計画を立てて日々の進捗を確認しながら進めていきましょう。
また、単なる業務の記録だけでなく、夢や成長につながる内容も書き込むことで、手帳がただの予定表にとどまらず、モチベーションを高めるツールとなり、目標達成へと導いてくれます。
過去を書くのではなく、未来を予想して描くワクワクする手帳を目指しましょう。
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