ビジネスマインドは、仕事に対する姿勢や考え方です。ビジネスマインドは、ビジネスパーソンにとって最も重要な基盤です。
では、なぜビジネスマインドが重要なのでしょうか?
ビジネスマインドは、ビジネスパーソンの土台だからです。くわしく内容をみていきましょう。
ビジネスマインドはビジネスパーソンの土台になる

ビジネスマインドは、ビジネスパーソンの基盤です。
仕事をする上で、ビジネスに対する姿勢や考え方がぶれないことが重要です。ビジネスマインドを鍛えることで、あなたの土台を作ることができます。
ビジネスマインドは月曜を目的に向かう1日にする
多くのビジネスパーソンにとって月曜日は憂鬱な日ですが、経営者にとっては違います。
経営者は仕事に明確な目的を持っているため、月曜日をゴールに向かう日と捉えています。キャリアアップを目指すなら、早い段階で経営者の思考を身につけることが重要です。
ビジネスマインドは管理職前に学んでおく
多くのビジネスパーソンは、経営者と同じ考え方で仕事をしているわけではありません。
しかし、将来キャリアアップを目指す人は、早い段階から経営者の視点で仕事に取り組んでいます。管理職以上になると、会社の立場で仕事をすることが求められるため、目的を持って仕事に取り組むことが重要になります。
遅くとも管理職になる前には、ビジネスマインドについて学び始める意識を持つことが大切です。
ビジネスマインドは課長以上の昇進に重要
管理職を目指すなら、管理職になる前からビジネスマインドを学ぶことが重要です。
管理職になると、部下を持ち、日々の仕事に追われることが増えます。管理職を目指すと決めたら時間のあるときに少しずつ学び始めることが大事です。
管理職前の代表的な役職には課長代理があります。また、課長でも実務を担当するプレイングマネージャーは管理職見習いです。課長代理やプレイングマネージャーの課長は、ビジネスマインドを学ばないと今のポジションに甘んじることになります。将来さらにキャリアアップを目指すなら、ビジネスマインドを学ぶことが重要です。
仕事ができない人ほど、管理職になれば楽になると考えがちですが、役職が上がるほど責任は重くなります。朝早くから夜遅くまで忙しく働く課長を見たことがあるでしょうか?責任を取れる器に育っていない状態で管理職になると、仕事は楽しくなくなります。
キャリアアップは課長になってからが本番です。課長まで昇進できる人は多くありませんが、課長より上の役職はさらに狭き門です。課長で終わるか、さらに上を目指せるかは、あなたのビジネスマインド次第です。ビジネスマインドを鍛えることで、将来の飛躍が可能になります。学び続けることを意識しましょう。
ビジネスマインドを鍛えれば業界問わず活躍することができる

ビジネスマインドを鍛えることで、どの業界でも活躍できるようになります。
業界特有の専門知識だけでは、他の業界では通用しません。しかし、ビジネスマインドはビジネスパーソンとしての基盤であり、どの業界でも通用する姿勢や考え方です。
実務スキルはビジネスマナーから
たとえば、ビジネスマナーはどの業界でも通用するスキルです。
ビジネスマナーはビジネスパーソンの鏡とも言えます。挨拶、名刺交換、上座下座などの基本的なビジネスマナーはしっかりと習得しておきましょう。
与えられなくても自ら学ぶこと
私の知る限り、ビジネスマインドを教える企業はほとんどありません。むしろ、ビジネスマインドを教えられる上司や先輩がいないのが現状かもしれません。
企業の規模に関係なく、多くの企業は実務スキルの基盤としてビジネスマナー研修を行う程度に留まっています。毎年新入社員を採用する企業でも、新入社員研修では業界知識や商品知識に特化した研修が主流です。
中途採用に頼る中小企業では、研修らしい研修もなく、即戦力としての実務スキルだけに頼った採用活動が多いのが現状です。
「うちは中小企業だから研修が充実していない」と嘆く営業マンもいますが、充実した研修制度があるに越したことはありません。しかし、本来、ビジネスパーソンの学びは与えられるものではなく、自ら学び続ける姿勢が重要です。
会社は社員にお金を払って仕事をしてもらっているので、与えられないと学ばない姿勢の人を採用する必要はありません。
与えられたことを学ぶのは学生までで、ビジネスの世界では自ら目的を持って学び続けることが求められます。
ビジネスマインドはあなたの決断力を強化する

ビジネスマインドを学び続けても、日々その効果を実感するのは難しいかもしれません。
営業マンは日々の業務や商品知識の習得、上司からの要求に応えることで手一杯かもしれません。それでも、腐らずにビジネスマインドを学び続けることが重要です。
ビジネスマインドが役立つのは、管理職になってからです。
営業マン時代に通用していた商品知識や営業スキルだけでは、管理職としては不十分です。将来昇進する人は、ビジネスマインドを持っているため、管理職になる前にリーダーシップやマネジメントについて学び始めています。
優秀な人は、管理職になれば事前に学んだ知識を駆使してチームとして成果を上げることに奮闘します。
事前に学んだ知識で対処できない場合は、必要な知識を学び、知識と経験から知恵を絞り出します。優秀な人ほど学びに貪欲で、考え続けることで日々成長しています。
ビジネスマインドを学ぶことは、仕事の姿勢や考え方を意識するきっかけになります。将来のキャリアアップのために、ビジネスマインドを学び続けましょう。
管理職になれば実務スキルだけで成果を上げることはできない
管理職になると、部下を持つことになります(専任課長を除く)。
営業マン時代にトップセールスだったとしても、任されたチーム(営業部や営業1課など)で成果を出せなければ、管理職として失格です。
管理職として、チーム全体の成果を最大化する必要があるため、組織におけるあなたの役割は変わります。たとえば、短期的にはあなたが動いた方が成果が上がる仕事でも、必ずしもそれが正解とは限りません。
管理職は、個人の力だけではなく、チーム全体の成果を最大化することが求められます。部下の成長を見守り、成果が上がるまでサポートすることが重要です。また、チームメンバーの適正配置を考えることも必要です。
昇進すれば、仕事における役割も変わっていきます。仕事の姿勢や考え方がぶれているようでは、ビジネスマインドがあるとは言えません。将来を見据えて、しっかりとビジネスマインドを学び続けることが大切です。