仕事がうまくいかないと感じるとき、つい仕事が嫌になってしまうことがありますよね。
そんなとき、ひとりで悩みを抱え込んでしまいがちですが、実は一人で抱え込むことでさらに悪循環を招いてしまうこともあるので注意が必要です。
今回は、仕事がうまくいかないふたつの原因を知って対策を立てていきましょう。
仕事がうまくいかない2つの理由

- 仕事を完了させる必要な能力が不足している
- 仕事を完了できる能力はあるのに空回りしている
誰にでも、やる気はあるのに仕事がうまくいかない時があります。
仕事がうまくいかないときは、何をやってもうまくいかないと感じるものです。真剣に取り組んでいるのに仕事がうまくいかない理由は、大きくわけて2つあります。
仕事がうまくいかない理由1:実務能力不足

仕事がうまくいかないひとつめの理由は、実務能力の不足です。
必要な知識が不足していると、仕事がうまく進まないことがあります。とくに転職者の場合、基礎能力があることを前提に仕事が進められることが多いです。
自分の能力不足に気づいたら、素直に先輩や上司に仕事を実行する上の能力が不足していることを伝えることが重要です。見栄を張って、わからないまま仕事を進めるのはプロフェッショナルな態度ではありません。
仕事に必要な知識を習得しない限り問題は解決しませんが、足りない知識を補うことで解決できます。
不足している実務能力を身につけるには、あなた自身の努力が必要です。たとえば、パソコンスキルがあると言って転職したものの、自分のスキルが不足していると感じた場合、自らパソコンの講習を受けるなどして早く戦力になることを意識しましょう。
もし、会社特有の専門知識が不足している場合は、先輩や上司に必要な知識を習得する方法を確認することが重要です。
よくある実務能力不足
- ビジネスマナー知識不足
- ビジネスコミュニケーション知識不足
- パソコンの基本知識不足
- セールスの基本知識不足
- 商品知識不足
仕事がうまくいかない理由2:空回り

仕事がうまくいかないふたつめの理由は、仕事の空回りです。
実務能力があるにもかかわらず、仕事がうまく進まないケースです。
空回りの原因は、優先順位を把握していないことにあります。優先順位がわからない場合は、上司に仕事の進め方を確認することが重要です。
また、自分の判断で仕事を安請け合いしないことも大切です。時間内に与えられた仕事を完了できないのに、次々と仕事を引き受けることは、優先順位を理解していないのと同じだと考えましょう。
周囲の評価ばかり気にしている人は、仕事に集中できていません。空回りしている人は、目の前の仕事に集中せず、周囲の様子ばかり気にしています。
仕事を完了しないまま山積みにしている人は、ひとつずつ仕事を完了させることを意識しましょう。
仕事ができる人は、机の上に書類を広げるようなマルチタスクを好みません。仕事はひとつずつ確実に完了することが重要です。
空回りの原因
- 自分の実力を把握していない
- 仕事を安請け合いしている
- まわりの評価ばかり気にしている
仕事がうまくいかない理由はほんの少しずれているだけ

基礎能力に問題がないのに仕事がうまくいかないのは、空回りしているからです。
しかし、今仕事がうまくいっていないからといって、絶望する必要はありません。一生懸命仕事をしているのに成果が出ない理由は、考え方や行動がほんの少しずれているだけです。
基礎能力に大きな差があるわけではないので、落ち着いて仕事に取り組みましょう。
全部がだめなわけではなくほんの少しの軌道修正で解決できる
歯車を思い浮かべてください。歯車がうまくかみ合っていると、スムーズに回転し、力が効率的に伝わります。しかし、歯車がかみ合わないと、力をうまく伝えることができません。
仕事が順調に進んでいる状態とは、小さな歯車を動かすことで、最終的に大きな歯車まで力が伝わっている状態です。(テコの原理が働いている状態)
成果が上がらないのは、仕事ができないからではなく、原因(歯車がかみ合っていない部分)があるからです。すべての行動を修正する必要はなく、うまくかみ合っていない部分を修正するだけで、成果につながることもあります。
仕事がうまくいかないときに、何をやってもうまくいかないと嘆くのではなく、仕事の流れで問題のある部分を特定し、何を解消すれば成果につながるのかを見極めることを意識しましょう。
仕事がうまくいかないときはひとりで悩まない
歯車がうまくかみ合わない理由は、自分では気づきにくいものです。
信頼できる上司や先輩、あるいは後輩に相談してみるのもひとつの方法です。一人で悩む必要はありません。真剣に成果を上げたいと考えている部下を見捨てる上司はいません。仕事がうまくいかないと感じたら、早めに相談することが重要です。
もし、自分自身で解決したい場合は、客観的な視点で自分の仕事を見ることを意識してみましょう。
仕事がうまくいかない2つの理由と対策

仕事は人生の大部分を占めるため、仕事がうまくいかないと人生全体がうまくいっていないように感じることがあります。しかし、逆に仕事以外の生活が充実し始めると、仕事もうまく回り始めることがあります。
短期的に仕事がうまくいかないときは、あまり思いつめず、自分を追い込みすぎず、客観的な視点で自分の仕事を見直してみましょう。
仕事がうまくいかないときは飛躍のチャンスです。原因を突き止めて対策をすることで、仕事は再び順調に進み始めます。仕事がうまくいかない原因をしっかりと分析し、適切な対策を立てていきましょう。
仕事がうまくいかない2つの理由
- 仕事を完了させる必要な能力が不足している
- 仕事を完了できる能力はあるのに空回りしている
仕事がうまくまわるための2つの対策
- 必要スキルは期限を決めて習得し業界特有スキルは上司に相談
- 任されている仕事を完了することを優先する