普段仕事が忙しいあなたが、ふとしたときに暇ができたらどうしますか?
普段は忙しく働いている人でも、時折仕事が暇だと感じる瞬間があるでしょう。「普段ろくに休めてないからゆっくり休憩しよう」となりますか。それとも、仕事に暇ができることが不安で、無理やり仕事を埋めることを考えますか。
仕事が暇なときに何をするかが、将来のキャリアに大きな影響を与えます。仕事で成果を上げる秘訣は、こうした暇な時間を有効に活用することです。
社会人の能力差の多くは、基礎的なスキルの差ではなく、時間の使い方の差と言われています。
今回は、仕事が暇なときにどのような行動を取ればライバルと差をつけることができるのかを考えてみましょう。

仕事が暇になる2つのパターンを知り、仕事が暇になったら取り組むことをリストアップしておきましょう!
仕事が暇なときにやることをリスト化しておく


仕事が暇になる状況は大きく分けて2つあります。
ひとつは、仕事が減っている場合。もうひとつは、仕事は減っていないものの、作業の効率化や自動化によって仕事を完了するまでの時間が短縮された場合です。
仕事が減っている場合は、新たな仕事を増やすための対策が必要です。一方、仕事が減っていない場合は、余った時間を有効に活用し、目標達成に向けて使うことが重要です。
現在の仕事の効率化を図ることも大切ですが、将来的に多くの時間を確保するために、長期的な視点で効率化を考えることが求められます。
仕事が暇になる理由
- 仕事が減っている
- 仕事量は同じで効率化が図れている
仕事量は同じで効率化を図れている場合は、変化を恐れずどんどん効率化を進めていきましょう。仕事は時間との戦いです。時間さえ作ることができれば、仕事は成果を出しやすくなります。
仕事が暇になる前にやることリストを作っておく
仕事が暇になってから時間の使い方を考えるのでは遅いです。
常日頃から、時間ができたらやることをリスト化しておくことが重要です。時間ができたらやることは、長期的な改善をすることで構いません。将来の時間短縮につながることをリスト化しておくことで、時間をさらに生み出すことができるようになります。
「時間を制する者がビジネスを制す」と思ってしっかり取り組みましょう。
仕事が暇になったら準備していた仕事をすすめる


仕事が暇になったらチャンス到来です。
やることリストから優先順位の高い順に仕事を進めましょう。仕事が暇なときに進めることは、普段はなかなかできない仕事です。
実務に追われているときにはできない仕事を、腰を据えて進めるチャンスだと思ってしっかりと取り組むことを意識しましょう。
仕事が暇になったときに進めやすいこと
- ルーチンワーク
- 顧客分析(数字分析含む)
- 業務改善
- 資料作成
- 必要な専門知識の習得
仕事が暇になったときに進めたいことは、急ぎではない重要な仕事です。
急ぎの仕事に追われている人ほど、暇になったら焦りを感じて暇を埋めようとしています。暇になったら、焦ってスキマに仕事を詰め込むのではなく、期限はあるものの重要度の高い仕事に取り組むことが大事です。
ルーチンワーク
仕事に暇ができたら、大きな成果につながらないからと普段優先順位を下げているルーチンワークを一気に完了させるチャンスです。例えば、デスク周りや書類、溜まっている未読メールの確認など、つい優先順位を下げてしまっている仕事を進めてみましょう。
仕事が暇になってモチベーションも低いときに「頑張る」と張り切るのは逆効果です。気持ちが上がってくるまでルーチンワークを淡々とこなし、気持ちの回復とともに一気に飛躍できるように、仕事が暇なときにはルーチンワークを積み上げてみるのはいかがでしょうか。
顧客分析(数字分析含む)
仕事が暇になったら、将来の成果のために準備を進めるのも一つの方法です。ある程度まとまった時間がないとなかなか着手できない現状把握や対策の立案に着手してみましょう。
忙しいときは自分の仕事をじっくり分析する時間はありません。だからこそ、仕事が暇なときに、将来を見越してじっくりと分析に時間をかけることが重要です。
業務改善
仕事が暇になったら、具体的に業務を見直すのも一つの方法です。
しかし、本来は忙しいときこそ業務改善をするチャンスなので、忙しい時に改善のアイデアだけはまとめておく事前準備が必要です。
仕事が暇になる前に業務改善で進める内容を決めておかないと、暇なときには時間はたっぷりあるので業務を改善しなくても問題なく仕事は回ります。
仕事が暇な時には、効果のある業務改善を進めることができないので注意が必要です。
資料作成
月に一回提出が必要な会議資料の準備を進めるのもいいでしょう。
成果には直結しない会議資料は、期限が迫ってから作るのではなく、時間が空いたときに進めることを意識しましょう。仕事は、朝から晩まで全力疾走するわけではありません。
手を抜いてはいけない仕事と、流す仕事をきっちりとわけておくことが重要です。簡潔でわかりやすい資料を作ることを意識しましょう。
必要な専門知識の習得
かなりの時間があるなら、業界知識などの専門知識の習得に時間をかけるのもいいでしょう。
業界のプロとして、足りない知識を貪欲に補う努力が必要です。あるいは、最新情報の知識習得に注力するのも一つの方法です。
仕事が暇になることを恐れない


仕事が暇になることを恐れる人がいます。
真面目な人に多いのですが、仕事の成果ではなく隙間時間をなくすことに注力している人です。仕事は成果を上げることを目標にしておかないと、仕事の優先順位を間違えやすくなります。仕事で成果を上げるために、やるべきことをリスト化し優先順位を明確にしておくことが大事です。
仕事が暇になることを恐れてはいけません。
仕事が暇になって成果が上がるなら、仕事の効率化や自動化が進んでいると考えることもできます。仕事が暇になるのを恐れるのではなく、仕事が暇になったときに将来の成果のために何をするかを決めておくことが重要です。
仕事が暇になるのを恐れない人は、常に新しいことに挑戦する意識を持っていて、時間があれば新しいことに挑戦している人も多いです。
あなたも仕事が暇になったときには、チャンスと思ってやりたかったことに挑戦してみましょう。
仕事が暇になったらサボる習慣をやめれば成果を上げることができる
本来、業務時間は、知識の習得の時間ではなく知識をアイデアにかえていく時間です。
会社が指定している場合や会社からの指示以外の場合、給料をもらっている時間に知識のインプット作業をするのはマナー違反です。
たとえば、新入社員なら試用期間中に業界や商品の知識を習得することが求められますが、入社10年目で仕事に暇ができたから主力販売製品のカタログをながめていましたでは、仕事をしていないと判断されてしまうでしょう。
主力販売製品のカタログを見るにしても、「どの顧客の」「どの機種の」「どの部分」への採用を狙っているのか、販売に成功したときの規模感、いつまでに攻略が必要かなどの機嫌を設定しましょう。
もちろん、何もすることがなくてサボるぐらいなら、知識を習得する時間に費やすほうがましではありますが、目的なきインプットではなく、アウトプットをすることを前提に学ぶことが大切です。
アウトプットについて学ぶときにおすすめの書籍は「アウトプット大全」。
私も持っていますが、なんとなく理解しているアウトプットについて言語化してわかりやすく説明されています。アウトプットを1から学びたい人におすすめです。
アウトプットについて学ぶときにおすすめの書籍>>学びを結果に変えるアウトプット大全