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目的と目標の違いを理解して仕事で成果を上げる方法

目的と目標の違いを知って成果を出そう【仕事の基本】 仕事の基本
この記事は約5分で読めます。

ビジネスシーンでは、目的と目標の違いがわからないまま同じような意味で使っていることがあります。

目標管理を例にあげましょう。あなたは、新規開拓目標に数値化されていない目標設定をしていませんか。

あるいは、結果報告に数値の結果を書かずに、頑張ったことをアピールする抽象的な結果報告を書いていませんか。

目的目標違いを理解することで、成果にコミットした目標設定ができるだけでなく、人生を充実させることができます。

今回は、目的と目標の違いを理解しましょう。


けい

現役商社マン。20代国内営業、30代前半に海外営業を経験。30代後半からは、組織運営やマネジメント、社員育成に力を入れています。

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目的と目標の違い

目的と目標の違い
  • 目的はあなたの目指すゴール
  • 目標はゴールできるための指標


ビジネスシーンでも同じように使われることがありますが、目的と目標は違う意味を持っている言葉です。

目的は「何をやるか」、目標は「どうやってやるか」を表す言葉です。目的が決まって初めて目標設定ができるものです。

営業職の目標管理を例にあげてみましょう。

あなたの会社は、チームが向かうべき目的を伝えることなく、部の予算を営業マンに振り分けていませんか。目的を伝えずに、売上や利益の目標数値だけを追求して根性論で成果を求めるチームは疲弊しています。

本来ありたい姿は、会社もしくは営業部のようなチームで、会社やチームが目指す方向を示すことで、メンバーは目的に近づくチェックポイント(目標値)を設定することができるようになります。

ビジネスでは、この2つの言葉を正しく使いわけることが大切です。目的目標違いを理解することで、成果を継続しやすくなるので、ぜひ一緒に学んでいきましょう。


目的はあなたが目指すゴール

目的はあなたの目指すゴール


目的は、あなたが達成したい結果です。あなたがありたい姿をイメージしてみましょう。

あなたが仕事や人生でどんな姿になりたいか、どんな成果を出したいかという最終的な到達点や内容を示します。さらに、高い水準になると、どんな価値を提供したいかを目的にする人もいます。

たとえば、「自分の得意な仕事に転職する」「ライフワークバランスを優先する」「高いレベルのスキルを身につける」などが目的になります。


成果が出ないときに行動を続けることが大事!

営業職の場合、営業成績が悪いときやクレームが続くときなど、心が折れそうになるときがあります。

調子がいいときは、どんな人でも成果を出すことができます。調子が悪いときに、いかに崩れずに成果を出すかを意識することが大事になります。

叶えたい夢をはっきりさせておくことで、苦しいときは目的を達成するための試練と考えられるようになり、モチベーションに左右されにくくなります。

営業成績がなかなか上がらないなら、あなたがありたい姿や叶えたい夢を書き出してみましょう。


目標はゴールするための指標

目標はゴールできるための指標


目標は、目的を達成するために決める基準です。

目的に向かってどんな行動をするか、どれだけ進んだかを数値化して示します。

たとえば、「3か月以内に転職する」「週に2日はリモートワークできる会社に転職する」「次回TOEICの点数は800点を超える」などが目標になります。


あなたが仕事をする目的はなんですか?

仕事で成果を出すには、目的と目標が必要です。

目的は、あなたの夢やゴールです。成果を出す人は、目的をもって行動しています。目的は、あなたの人生の目的を立てるのもひとつです。

たとえば、「一等地エリアに引っ越す」「30歳で独立する」など、現職だけに縛られず高い視点で設定するのがおすすめです。

目標は、目的に近づくための具体的な数値です。目的(ゴール)と今のあなたの位置(現状把握)の差を埋めるのが目標値です。

たとえば、「頭金の2,000万円を何歳までに貯める」「今年の営業成績を前年比120%達成する」など、目的よりは短い時間軸であることと、具体的に期限と数値を決めることで成果を出しやすくなります。



【まとめ】目的と目標の違いを理解して成果を出し続ける

目的と目標の違いを知って成果を出そう【仕事の基本】


仕事をする上で、目的と目標は別のものであることを理解することが大切です。

目的目標違いを知ることで、あなたの目的や夢に近づくことができます。営業にとって大変でもある毎年上がっていく目標をどう設定するか理解しやすくなります。

目的はあなたが達成したい結果や夢を表し、目標は目的に近づくために決める具体的な数値や基準を表します。目的があって初めて目標が設定できるものです。

目的と目標を明確にすることで、効率的に成果を出すことができます。


目標を設定するときにはQCストーリー問題解決型を意識しよう

目標を設定するときにはQCストーリー問題解決型を意識しよう


QCストーリーの問題解決型を参考にして、目的の明確化、現状把握、目標設定、活動計画などを行っていきましょう。要因解析や対策の立案と実施、効果の確認、標準化と管理の定着なども重要です。

目的と目標を設定する際には、お金や出世だけではなく、あなたが本当にしたいことや提供したい価値を考えましょう。お金や出世だけではなく、あなたが達成するための強い目的(夢)があれば、大変なときでもモチベーションが下がりにくい強い気持ちが手に入ります。また、目的を大きく描くことで、引き寄せられるようにありたい姿に近づくことができます。

仕事の基本は、目的と目標の設定から始まります。夢と夢を実現するためのチェックポイントを正しく設定して、仕事で成果を出しましょう。


QCストーリー問題解決型の応用手順

  1. 目的の明確化
  2. 現状把握
  3. 目標設定(数値化)
  4. 活動計画(実施時期と責任の所在の明確化)
  5. 要因解析
  6. 対策の立案と実施(戦術の実施等)
  7. 効果の確認(過去実績との結果を比較)
  8. 標準化と管理の定着(ルーチンワークに取り入れる、ルール化)


本来のQCストーリーを営業に特化した仕様に応用した手順です。基本の流れは、QCストーリー問題解決型と同じ手順になっています。

まずは、あなたが仕事をする理由とありたい姿を書き出してみましょう。ゴール設定ができれば、現状把握で今のあなたの位置を確認します。

たとえば、登山なら、目的が頂上、現状が登山口です。頂上に5年後に到達するなら、1年で何合目までいくのかを決めるのが目標です。

目的は中長期のゴールで、目標が短期のチェックポイントと覚えておきましょう。


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