社会人とは何か?30歳から始める5つのプロ意識の高め方

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社会人とは?学生との違いを知り5つの意識改革をする

社会人として働くということは、どういうことなのでしょうか。

学生のころとは違う世界に飛び込んだあなたは、その変化に戸惑ったり悩んだりしたことはありませんか。

社会人になるということは、人生の大きな節目です。

自分の役割や目標が変わり、長いスパンで仕事に取り組む必要があります。同じ職場で頑張るのも、キャリアチェンジをするのも、あなたの選択次第です。

今回は、社会人として成長するために必要な心構えやスキルをお伝えします。あなたが社会人として活躍するためのヒントを見つけることができるでしょう。


今回のゴール設定
  • 社会人としての心構えを理解する
  • 学生と社会人の違いを理解する
  • 5つの意識改革(時間管理・プロ意識・継続力・学ぶ方・コミュニケーション)を知る


目次

社会人とは自分以外の人の問題を解決できる人

学生社会人
時間自分で自由に使える時間は管理される
お金お金を払うお金をもらう
能力期間内で覚える力継続する力
学び用意されたものを教えてもらう自ら学びたいことを学ぶ
人間関係好き嫌いで人間関係を選べる好き嫌いでは人間関係は選べない
学生と社会人の違いの比較表


社会人とは自分以外の人が抱えている問題を解決できる人のことです。

学生時代は、「いい学校に入るため」「いい会社に就職するため」など、自分のやりたいことやなりたいことにがんばることが大切でした。

でも、社会人になると、自分だけじゃなくて、お客様や仲間、上司など、いろんな人と一緒に仕事をすることになります。

大事なことは、他の人が困っていることを助けられる力です。あなたが提供するモノやサービスが、お客様のライフスタイルの変化につながるものであれば成果は大きくなります。

自分以外の誰かの役に立つことができれば、あなたの社会人としての成功は約束されたようなものです。

キャリアアップを目指すなら、誰かの役に立つことをいつも考えることが大切です。

どんな仕事でも、誰かの役に立つ方法は必ずあります。その方法を見つけてやってみることが、あなたの成長につながります。


営業職以外の職種でも誰かの役に立つことを意識する

誰かの役に立つというと、営業職が真っ先に思い浮かびます。営業職は、自分が販売したモノやサービスにお客様が満足してくれることでやりがいを感じます。

でも、営業職だけが誰かの役に立つ仕事ではありません。

実は、営業職以外の仕事でも誰かの役に立つことを意識することが大切です。どんな仕事でも、誰かの役に立つことを考えると、仕事の質やスピードを上げることができます。

たとえば、営業事務職なら、営業職がスムーズに仕事ができるようにサポートすることが誰かの役に立つことです。

経理なら、売上管理だけでなく、社員の給料や税金の計算も正確に行うことが誰かの役に立つことです。直接会社に利益を持ち帰らない間接部門の仕事は、目立たないかもしれませんが会社を支える大切な仕事です。


営業は間接部門に感謝することを忘れないこと

営業職は、お客様や取引先と仕事をすることが多いです。営業職は、社外の人とのコミュニケーションが得意な人が多いでしょう。

でも、社外の人だけではなく、社内の人ともコミュニケーションをとることが大切です。社内の人は、営業職の仕事をサポートしてくれる人たちです。

もしかしたら、あなたはトップセーラーで、自分はすごいと思っているかもしれません。

でも、あなたはひとりで仕事をしているわけではありません。あなたがトップセーラーでいられるのは、まわりがあなたの仕事を助けてくれているからです。


成果を継続するコツは誰かの役に立っていると実感すること

仕事は、一回の成果を出すことはさほど難しくありません。仕事の難しさは、成果を出し続けることです。

仕事を継続できるコツは、誰かの役に立っていると感じることです。仕事は、ひとりでできるものではありません。あなたの仕事を支えてくれる人たちがいます。だから、あなたは支えてくれている人たちに感謝の気持ちをもつことが大切です。

あなたの仕事が、誰かの役に立つことでやりがいを感じることができます。まわりに感謝の気持ちを持つことで、人間関係もよくなります。


仕事が嫌になったら

仕事を続けていれば、嫌なこともあります。

お客様に怒られたり、上司や先輩に仕事を押し付けられたりすることがあるかもしれません。

仕事で嫌なことのほとんどは、人間関係の問題です。相手も人間なので、あなたが悪くなくても不公平な扱いを受けることもあります。

でも、仕事が嫌になったからといって、すぐに転職を考えるのはよくありません。転職を繰り返すと、嫌なことが起きるたびに逃げる癖がつくので注意しましょう。

仕事の本質は問題解決です。

相手が困っていることを助けることができれば、あなたは相手から信頼されるようになります。信頼されるようになればあなたに仕事が集まるようになり仕事は楽しくなってくるはずです。


社会人が実践する5つの意識改革

社会人が実践する5つの基本
  1. 時間管理を徹底する
  2. プロとしての自覚をもつ
  3. 継続できる方法を考える
  4. 学び続ける
  5. 感謝の気持ちをもつ


社会人とは、自分のためではなく誰かの役に立つことができる人のことです。

あなたが社会人として成果を上げ続けるためには5つの基本を押さえておくことが大切です。時間管理、プロ意識、継続力、学び続ける意識、そして、人間関係を良好に保つことを意識しましょう。


社会人の意識改革1:時間管理を徹底する

社会人の基本:時間管理


社会人になれば、自分の都合で仕事をすることはできません。

社会人になったら、チームで成果を上げ続けることが重要になるからです。自分を律して、時間内に成果を上げ続けるための努力が必要です。

会社が求めている仕事と関係ないことをしていたら、成果が上がらずあなたも会社も損をします。あなたの考えだけで仕事をしたら、他の人に迷惑をかけることもあるのです。

たとえば、かたくなにやり方を変えない人は注意が必要です。

毎日残業をして自分なりに頑張っていても仕事がうまくいかないことがあります。長い時間を働けば頑張っていると言われる時代ではありません。時代に合わせる努力をすることが大切です。

「仕事は期限までに終わらせる」ことを心がけましょう。

期限が過ぎたら、どんなにがんばっても仕事の価値はありません。がんばったかどうかではなく、成果を出したかどうかが重要です。


時間管理をするコツ

時間を意識するだけでは、時間管理はできません。

仕事がたくさんあって、時間内に終わらないときは残業することもあるでしょう。でも、同じ仕事をしているのに、1年後も同じ時間がかかっていたらプロとしては失格です。

私の経験では、仕事の責任が増えたり、仕事の内容が変わったりしたときは、3か月間は残業しながら仕事をしました。でも、3か月後には時間内に同じ仕事量であればを完了できるように自分のやり方を変えることを心がけました。

あなたの限界を超える仕事をしているときは、いつまでに当たり前にこなせるようにするのか、目標を決めておくことが大切です。

目標があるから工夫することができるようになります。忙しい人ほど、今の状況を変える方法を考えてみることが大切です。


社会人の意識改革2:プロとしての自覚をもつ

社会人の基本:プロとして働く


あなたは会社からお金をもらって、その分野のプロとして仕事をしています。

新人でもベテランでも、あなたはお金をもらって仕事をするのですから、プロとしての責任感を持つことが大切です。

社会人になれば、時間の対価としてお金をもらうことになります。でも、時間の対価としてお金をもらう感覚だけで働いている人は、成果を上げ続けることはできません。あなたは、時間を売るのではなく、成果を売る社会人を目指すことが大切です。

就職してしばらくたつと、毎月同じ日に給料が入ることに感謝しなくなってしまうことがあります。文句ばかり言っている人は、本人は仕事をちゃんとやっているつもりですが、意識がマイナスなので仕事の質が低いのです。

お金をもらうということは、プロであることの証です。

会社の外に出たら、あなたは会社の代表です。プロとして仕事をすることで、会社全体の成果に貢献することを意識しましょう。

プロとして仕事をすることを心がければ仕事の質はぐんと上がるので試してみてください。


お金はあとからついてくる

自分が思うほど仕事ができていない人ほど、給料やボーナスに不満を言う人が多いです。

歴史のある会社では、年齢や勤続年数による報酬の比率が大きいことがあります。そのため、一回の成果では報酬にさほど反映されないこともあります。

成果を上げ続ける人は、ここで腐らず踏ん張ることができます。長い目で見れば、プロとして仕事をして成果を上げ続けることで、会社から評価されるようになることを知っているからです。

もし、あなたが社内、社外問わず、まわりの人たちに貢献しているなら、お金はあとからついてくるので心配はいりません。目先のお金のことばかり考えずに、誰かの役に立っていることを確認しましょう。


社会人の意識改革3:継続できる方法を考える

社会人の基本:継続できる方法を考える


社会人として仕事で成功するためには、継続する力が大切です。

「今年は成果を出したのに昇給が少ない」と不満を言っている人は、まだ社会人として成熟していません。社会人として求められるのは、一度だけ成果を出すことではなく成果を出し続けることなのです。

あなたは、一回だけ成果を出したら報酬をもらえると思っていませんか。

一回だけ成果を出しても報酬をもらえると思わないで、成果を出し続けられるように努力することを心がけましょう。

成果を出し続けられる人は、会社や上司から評価されます。

あなたの実力を見せつけることよりも、成果を継続することに集中することが大事です。


成果が上がるまで継続する

努力をすれば必ず成果が出るとは限りません。

でも、努力が必ず成果につながると約束されていないからと言って、あきらめてしまってはいけません。仕事は、短期間で終わるものではなく長く続けるものです。成果が出るときも出ないときも行動を継続することが大切です。

もちろん、行動を継続するだけでは成果は出ません。

10年間、与えられた仕事をただこなす人と、つねに前向きに考えて行動を改善する人では、成果に差が出るのは想像できるでしょう。

成果を出し続けるために考え続け、行動を見直しながら継続することを意識しましょう。


社会人の意識改革4:学び続ける

社会人の基本:学び続ける


社会人になったら、あなたの興味のあることを学ぶことができます。

学生のときは、大人の作った学習カリキュラムに沿って学ぶことが主流です。でも、社会人になると、自分が学びたいことを選んで学ぶことができるのが魅力です。

学生のときのように、テストがあるから勉強するのではなく、あなたが知りたいことを自分で探して学ぶのです。

たとえば営業職なら、商品やサービスの知識だけではなく、セールスのテクニックも学ぶ必要があります。自分の感覚や経験だけでやっている人もいますが、一定の成果を出すことはできても、基本を知らずに高いレベルで成果を出し続けることは難しいです。長く見れば、基本を学ぶことが大切で、成果を継続できる秘訣でもあるのです。

私は、学生のときは勉強が好きではありませんでしたが、大人になってから学びに目覚めたタイプです。自分の好きなことを学べるようになってからは、興味のあることを学ぶことが楽しくなりました。

もし、あなたが学生のときに勉強していたのに、大人になってからは何も学んでいないとしたら、ぜひ何を学ぶことが仕事の成果につながるのかを考えてみましょう。

今からでも遅くありません。まわりで成果を出している人は、学びを通して自分に投資しています。


10年間継続できる力があれば多くのライバルはいなくなる

私は、営業マンとして仕事をした10年間は時間管理に力を入れてきました。

自分に厳しく時間管理をしてきたおかげで、仕事が速くなっただけでなく時間を大切にする意識も身につきました。

あなたが学ぶのは、必ずしも時間管理である必要はありません。あなたにとって優先順位の高い、必要な知識を10年間学び続けることを計画してみましょう。

1日1時間の学習の積み重ねが、10年後には大きな差になります。10年間学び続けたあなたは、10年間学んだ分野でライバルに負けることはありません。あなたは、10年間学んだ分野の専門家として認められるようになります。

あなたがライバルを圧倒するほどの実力を持っているなら、あなたは会社の重要な人材として扱われているはずです。もし、10年間成果を出しても報酬が低いままの会社で働いているなら、転職を考えてもいいかもしれません。


社会人の意識改革5:感謝の気持ちをもつ

社会人の基本5:感謝の気持ちをもつ


社会人として必要な能力の中で、もっとも大切なのは「コミュニケーション能力」です。

コミュニケーション能力は、営業職だけに必要なものではありません。社内の人と仕事をスムーズに進めるためにも、部署間の連携をとるためにも、社会人はどんな仕事でもコミュニケーション能力が必要になるのです。

ネットで簡単にコミュニケーションができる時代だからこそ、対面でのコミュニケーションスキルを高めることが大切だと考えましょう。


コミュニケーションの基本は感謝の言葉

コミュニケーションにの基本は、感謝の気持ちを伝えることです。

仕事は、お互いに好きな人同士だけで簡潔できるわけではなく、苦手な人とも仕事をすることがあります。

コミュニケーションの取り方がわからない、あるいは、コミュニケーションの取り方に違和感がある人と仕事をするのは気分も乗らないものです。

苦手な人と仕事をするときに活用したいのが感謝の言葉です。

感謝の言葉は、人間関係をスムーズにするための潤滑油です。自転車のチェーンに油をさすように、協力してくれたときには素直に感謝の言葉を言えるようになると、コミュニケーションの基本ができています。


転職理由の多くは人間関係

転職を考えるとき、多くの人は給料や待遇、仕事内容が理由だと言いますが、実は人間関係が大きな要因です。「先輩と合わない」「上司とやりにくい」などの社内の人間関係のトラブルが転職のきっかけになっているのです。

社会人になれば、好きな人だけと仲良くするのではなく、苦手な人とも一緒に仕事をすることになります。好き嫌いで仕事を選んでいるうちはプロとは言えません。プロであれば成果を出すことを最優先します。苦手な人でも成果を出すために組むことに迷いはないのです。

好きではない相手ともスムーズに仕事をするためにコミュニケーションをとることがプロの仕事だと思いましょう。


【まとめ】社会人とは自分以外の人の問題を解決し続ける人

社会人とは?学生との違いを知り5つの意識改革をする
  1. 時間管理を徹底する
  2. お金をもらっているプロとして働く
  3. 継続できる方法を考える
  4. 学び続ける
  5. 感謝の気持ちをもつ


社会人とは、自分以外の人が抱えている問題を解決し続けられる人のことです。

社会人として大切なのは、解決できるだけではなく解決し続けられることです。

社会人生活は短距離走よりもマラソンに似ています。学びや努力を続けた人にチャンスは訪れるものです。自分に厳しく、つねに学び、つねに行動することがあなたの社会人生活を変えていくでしょう。

まわりの人に左右されないでください。

まわりが怠けているなら、あなたにとってチャンスです。正しい努力を続けることで、あなたはまわりから一目置かれる存在になります。


社会人とは?学生と社会人の感覚の違い(比較表)

学生社会人
時間自分で自由に使える時間は管理される
お金お金を払うお金をもらう
能力期間内で覚える力継続する力
学び用意されたものを教えてもらう自ら学びたいことを学ぶ
人間関係好き嫌いで人間関係を選べる好き嫌いでは人間関係は選べない
学生と社会人の違いの比較表


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この記事を書いた人

現役商社マン。20代国内営業、30代前半に海外営業を経験。30代後半からは、組織運営やマネジメント、社員育成に力を入れています。

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