仕事に行きたくないと感じるのは、あなただけではありません。
どんなに優秀な人でも、時には仕事に行きたくないと思うことがあります。ブルーマンデーに代表されるように、多くのサラリーマンが同じ気持ちを抱えながらも仕事に向かっています。
今回は、仕事に行きたくない理由とその対策についてくわしく考えていきましょう。
KB今回は、仕事に行きたくないときに読めば、きっと気分が楽になるコンテンツです。
仕事に行きたくない5つの理由
- 人間関係
- 仕事への不安
- 仕事以外に優先したいことがある
- あるべき姿と現状のギャップが大きい
- 将来への不安
仕事に行きたくないと感じるのはどんなときでしょうか？
仕事に行きたくない理由を知ることで、効果的な対策を立てることができます。単に「行きたくない」と思うだけでなく、なぜ仕事に行きたくないと感じるのかを考えることが重要です。
仕事に行きたくない理由は、大きくわけて5つあります。
人間関係の問題、仕事への不安、仕事以外に優先したいことがある、理想と現実のギャップ、そして将来への不安です。
仕事や会社への期待が大きければ大きいほど、仕事に行きたくないと感じることが多くなります。
人間関係
仕事に行きたくない理由のひとつに人間関係があります。
社内外問わず、仕事で関わる人間関係が良好でない場合、仕事に行きたくないと感じることが多くなります。
たとえば、上司から嫌われている、同僚から浮いてしまっているなど、仕事の成果が出ていても人間関係がうまくいかないと仕事に行きたくないと感じることがあります。
人間関係の対策
仕事に限らず、人間関係は受け身でいるだけではうまくいきません。
怖そうな上司が実は面倒見の良い優しい上司だったということもあります。相手も人間です。あなたが苦手だと思って接すれば、相手も距離を置いてしまいます。色眼鏡で人を見ずに、仕事だと割り切って普通に接することが大事です。
もちろん、どうしても馬が合わない人や仕事をしないなどの理由が明確で、距離を置きたい人もいるでしょう。その場合は、社会人として最低限のマナーを守る程度に接することに留めましょう。
直属の上司と人間関係がうまくいかない場合は、うまく上司と付き合っている人を観察してみるのもひとつの方法です。
仕事への不安
仕事に行きたくない理由のひとつに、仕事への不安があります。
たとえば、即戦力を求める会社や、先輩や上司の背中を見て仕事を覚えるのが当たり前とされる職人気質の会社に転職した場合は注意が必要です。仕事でわからないことがあっても聞きにくい環境の会社だと仕事に行くのが不安になるでしょう。
仕事への不安の解消
新人の間にわからないことを聞いておくと不安も減ります。
新卒、転職問わず、新入社員の間に、わからないことをどんどん聞いて覚えるのが理想です。もし、入社後ある程度の期間が経っている場合でも、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と考え、わからないことは積極的に聞くことが大切です。
上司は、チームとして成果を出すことを求められています。優秀な上司なら、短期的な成果だけでなく、人材育成を通じて将来的に成果を伸ばすことも意識しています。あなたが仕事の質問をして、上司の助言をしっかり聞き行動するようになると、上司はやる気のあるあなたを積極的にサポートしてくれるようになります。
注意点として、同じ質問を繰り返さないようにメモを取る習慣をつけることが重要です。
質問をしたときにわからないことがあれば、その場でわかるまで聞きましょう。何度も同じ内容を質問すると、学習していないと思われることもあるので注意が必要です。
助言をもらって行動した結果について、成果が出ても出なくても必ず報告することを忘れないようにしてください。
仕事以外に優先したいことがある
仕事に行きたくない理由のひとつに、仕事の優先順位が低いことがあります。
たとえば、没頭している趣味があって四六時中趣味をしていたい場合、仕事中も心ここにあらずの状態になることがあります。
仕事以外に優先したいことがなくても、週末が楽しみだと思う気持ちが強い人は仕事に行きたくないと感じやすい傾向にあります。
仕事の優先順位が低いことへの対策
仕事への優先順位が低い理由は、仕事をする目的が明確でないからです。
たとえば、生活のためや住宅ローンを返すために働いているというのは、仕事の目的としては弱いです。仕事で成果を出したい、昇進したいというのも目的としてはまだ弱いと考えましょう。
なぜ仕事で成果を出したいのでしょうか。なぜ昇進したいのでしょうか。
たとえば、給料を上げたいからというのであれば、仕事の成果や昇進は給料を上げる手段のひとつでしかありません。
何のために給料を上げたいのかを考えてみましょう。視点を高く持つことを意識して、「なぜそう考えるのか」を深く掘り下げていくことで、本当にやりたいことが、見つかり仕事への目的が明確になるでしょう。
あるべき姿と現状のギャップ
あなたが理想としている自分の姿と、今の会社の立ち位置のギャップが、仕事に行きたくないと感じる理由になることがあります。
たとえば、トップセールスとして華やかな立ち位置にいることを理想としている場合、成果が出ていないときは仕事に行きたくないと感じることもあるでしょう。
ギャップを埋める対策
仕事は、常に順調とは限りません。
ギャップが大きければ大きいほど、仕事に行きたくないと感じることが増えます。まずは、客観的に現状把握しましょう。第三者の視点で現状を把握することで、理想に近づくために必要なことが見えてきます。
ゴールと現状の差が大きい場合は、中間地点の目標を設定することもひとつの対策です。
あなたの自己評価が、同僚やライバルと比較する相対評価に偏っている場合は絶対評価を意識してみましょう。
一週間に一度、自分の仕事を振り返り、自分を褒める習慣をつけることを意識しましょう。
絶対評価とは、他人と比較するのではなく、自分の成果物に対して行う評価です。
将来への不安
将来の不安には、待遇面、金銭面、会社の業績などがあります。
待遇面には、労働時間、休日、有給休暇の取得、福利厚生などが含まれます。転勤を避けたい人にとっては、転勤への不安もあるでしょう。金銭面では、現在の給料だけでなく、昇給や賞与の支給、昇進後の待遇などが気になるポイントです。
将来の不安で大きいのが会社の業績です。
業績が良い時も悪い時も対策が見えない会社で働いていると、自分が定年まで働けるのか不安になります。もちろん、業績が悪化すれば給与や待遇面への不安も大きくなります。
将来への不安の対策
将来への漠然とした不安は、会社がなんとかしてくれると他責にしていることが原因です。
将来が不安なら、あなた自身が会社を変える立場になり、会社をV字回復させるくらいの気持ちを持つこともひとつの方法です。年功序列の会社だからと嘆く前に、誰もが認める圧倒的な力をつける努力をしてみましょう。
意見を言える立場ではないと言う人もいますが、昇進した人は若手の頃から頭角を現し、会社の業績向上のために奮闘しています。昇進する人は、できない理由を並べず行動しています。
将来の不安を感じたら、すぐに変化を起こしましょう。
将来の不安の原因を追究し、変化に抵抗する人と衝突することを恐れないことが重要です。諦めず挑戦し続け、変化し続けることが将来への不安を消す一番の近道です。
【まとめ】仕事に行きたくないときでも成果を上げる思考
仕事に行きたくない気持ちが変わらないあなたに、とっておきの方法をお伝えします。
まず、真面目な人ほど仕事に行きたくないことを悪いことだと考えがちが、誰でも仕事に行きたくないと感じることはあります。
仕事に行きたくないときは、リズムが悪い状態にあります。
リズムがずれているのに無理にモチベーションを上げようとすると、さらにリズムが悪くなります。仕事に行きたくないときは、「仕事は時間を決めてルーチンワークに集中する」と割り切ってみてください。
仕事に行きたくないときに仕事をサボることは避けましょう。一度サボってしまうと、サボり癖がついてしまい、なかなか抜け出せなくなります。
仕事に行きたくないときは、仕事をサボるのではなく、モチベーションに関係なく機械的に完了できる業務に取り組みましょう。
ただし、流す仕事をするときには、時間を決めておくことが重要です。午前中だけはルーチンワークに集中して頭を休め、午後からは本来の業務に戻すなど、自分に甘くなりすぎないようにしましょう。