仕事の夢を持つことが、どれほど成果を上げる助けになるかご存知ですか?
今回は、なぜ仕事の夢を持つと成果を上げやすくなるのかを具体例とともに解説します。最後に、夢を叶えるための7つの手順もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
仕事の夢を叶える7つの手順

- 大きな夢を描く
- 現状把握をする
- 夢を叶えるために必要な数値化をする
- 目標達成の期限を決める
- 行動する
- 行動に対しての成果を確認する
- 修正が必要なら軌道を修正する
仕事の夢を持つことが、あなたの成果にどれほど影響するか考えたことはありますか?
たとえば、ただクビにならないように働く人と、トップセールスを目指す人では、意気込みや行動量が大きく異なります。
仕事の夢を具体的に見える化することで、その夢を叶えるための道筋が見えてくるのです。
支店長になる(エリアマネージャーになる)
仕事の夢とあなたの現在の位置を知る(現状把握)

仕事の夢を設定したら、まずは現状を把握しましょう。
現状把握とは、あなたの仕事の夢をゴールとし、今の自分がどの位置にいるかを確認することです。ポイントは、自分を過大評価も過小評価もせず冷静に分析すること。
自信がない人は自己評価を低くしがちですが、自己評価を下げて悲劇のヒロインを演じても現状は変わりません。正確な現状把握が重要です。
現状を正確に知ることで、目標設定や行動計画の精度が上がり、夢に近づくための道筋が明確になります。しっかりと取り組んでみてください。
今年の売上目標:3億円
昨年の売上目標と実績:目標2億円、実績1億8,000万円
今年の新規取引目標:10社
昨年の新規取引目標と実績:目標8社、実績7社
仕事の夢を持つことで目標が具体的になる

仕事の夢を持つことで、夢を叶えるために必要な具体的な数値が見えてきます。
売上目標を単なるノルマと捉える人は、自分自身のゴール設定をせず、会社から与えられた目標数値に従っているだけです。しかし、目標数値を理解し、それを達成するための具体的な計画を立てることが重要です。
あなたの夢を実現するために必要な数値を把握し、それを意識することが大切です。目標を達成したときに、あなたにどんないいことが待っているのかを考えてみましょう。
目的:40歳で支店長になる(エリアマネージャーになる)
目的を達成するための売上目標:個人年間売上10億円を達成する
売上目標を達成するための新規取引目標:50社
仕事の目標を明確にする例は、説明をわかりやすくするための例です。管理職を目指すときには、売上目標だけ達成しても昇進できるわけではありません。
管理職を目指す場合は、マネジメントを学び、個人だけではなくチームで成果を最大化することも意識しましょう。
仕事の夢を持つことでスケジュールが明確になる

仕事の夢と目標を設定することで、目標達成のための具体的なスケジュールを立てることができます。
スケジュールは詳細に決め、目標達成の道筋をイメージすることが大切です。どうしたらいいかわからないときは、すでに仕事の夢を達成している人を参考にしてみましょう。
仕事の夢を叶えるためには、夢を叶えた自分と現状の自分の位置を把握することが重要です。
あなたが目指すポジションにいる人から、あなたに欠けている能力をすべて吸収するつもりで学びましょう。トップセールスを目指すならトップセールスから、管理職を目指すなら活躍している管理職から学ぶ意識を持ち続けることが大切です。
仕事の夢を叶えるためには、夢を叶えている人から学ぶことが重要です。
- 25歳(入社3年目で支店トップの売上を上げる)年間売上3億円
- 30歳(全社でトップセーラーになる)年間売上6億円
- 35歳(管理職に必要なスキルを身につける)※リーダーシップとマネジメントを学ぶ
- 36歳(課を動かす管理職になる)※管理職前から管理職の仕事ができていること
- 40歳(支店長になる)
今回は具体例をわかりやすくするために中長期の目標設定をしていますが、慣れるまでは1年ごとや1か月ごとの目標でも問題ありません。
実際にスケジュールを立てる際には、1つの目標に対して年間、四半期、月間、週間、そして1日の行動スケジュールを、長期目標から短期目標に落とし込むことが重要です。
仕事の夢を持つことでうまくいかないときに検証する

仕事の夢を叶えるためのスケジュールを進める際、すべてが計画通りに進むことは稀です。もし最初の計画通りに進む場合は、目標設定が低すぎる可能性があるので注意が必要です。
計画が遅れたり、行動に対して成果が思うように上がらないときに落ち込む必要はありません。
最初に立てた行動計画と成果をしっかりと検証し、行動のどこに問題があったかを分析しましょう。検証後に修正した行動計画を立て、再び行動して成果を確認します。
成果が上がるまで諦めず、行動→検証→修正→行動を繰り返すことが重要です。
売上目標:年間売上3億円、月間売上2,500万円
売上を達成するために必要な新規顧客数:年間12社、月1社
3月時点の目標:売上7,500万円、新規顧客数:3社
3月時点の結果:売上6,300万円(達成率84%)、新規顧客数:5社
上記の結果では、売上目標は未達ですが、新規顧客数は目標をクリアしています。
この場合、最初に設定した目標が間違っている可能性があります。考えられる原因としては、客単価の設定ミスや既存顧客の予想外の減少が考えられます。
次の1か月で累計売上目標を達成するためには、2,500万円に加えてマイナス分の1,200万円を足した3,800万円の売上が必要です。現実的な数値であれば問題ありませんが、厳しい場合は、3か月で取り返す修正目標を立てるのも一つの方法です。
3か月での修正目標にする場合、マイナス分の1,200万円を3か月で割ると、月あたり400万円の上乗せが必要です。4月以降の売上目標を2,500万円から2,900万円に変更し、2,900万円の売上を達成するための行動計画を立てましょう。
目標を達成できなかった場合は、原因を把握し、達成するために修正を行うことが重要です。大前提として、行動計画通りに行動しないと成果を検証できないため、計画通りに行動することが大切です。
仕事の夢を持つことで成果が当たり前になる

仕事の夢を持つことで、仕事の進め方が具体的になります。
基本に忠実に仕事を進めることで、長期的に成果を上げることができるようになります。もちろん、仕事を進める中で予期せぬラッキーやアンラッキーはつきものです。なんとなく仕事をしていると、アンラッキーを理由に言い訳を考える癖がついてしまうかもしれません。
仕事の夢はあなた自身のものです。
あなたが仕事の夢を叶えるための目標数値と行動計画を立てましょう。単発の成果を上げてもすぐに昇進できるわけではありませんが、成果を上げる習慣をつけることで、将来の昇進への道が開けます。
常に自分の実力より少しだけ高い目標を設定し、成果を上げることを当たり前にすることが、仕事の夢を叶える近道です。
成果が上がっているときは誰でもうまく仕事を進められますが、成果が上がらないときこそ飛躍のチャンスだと考えましょう。
【まとめ】仕事の夢を持つことで成果を上げる7つの手順

仕事の夢を持つことで成果を上げる7つの手順のまとめをしましょう。
仕事の夢を持って成果を上げる7つの手順
- 大きな夢を描く(ゴール設定)
- 現状把握をする(仕事の夢までの距離を知る)
- 夢を叶えるために必要な数値化をする(目標設定)
- 目標達成の期限を決める(行動計画)
- 行動する(もっとも重要)
- 行動に対しての成果を確認する(計画の実行と検証)
- 修正が必要なら軌道を修正する
手順5~7を成果が上がるまで繰り返し行うことが重要です。
7つの手順を進める際、多くの人は計画を立てることに満足してしまい、行動を起こさないことがあります。仕事の夢を叶えるためには、計画通りに行動することがもっとも重要です。
夢、目標数値、行動計画をいつでも見れるようにしておきましょう。